ヘルペスは再発を繰り返すので完治するまで治療を続ける

抗ウイルス薬は治療に役立つ薬ですが、ヘルペスは再発を繰り返すことがあります。そのため、できるだけ再発しないように予防につとめることが一番です。予防方法としては、日常生活に気をつけることが大切です。
睡眠不足は体の免疫力を低下させるので、ヘルペスをはじめいろいろな病気にかかりやすくさせます。安眠できるためには、環境も大切です。寝具や寝室などにも気を配り、快適な睡眠が十分取れるように心掛けましょう。
また体にとって、ストレスや疲労は大きな負担です。ストレスや疲労があると、心身ともにダメージが大きくて病気にかかりやすくなります。ヘルペスは抵抗力が落ちた時を狙っています。ウイルスの活性化を許さないためにも、普段から体調に気を付けることが大切です。
普段から体に気を付けるようにしていても、再発してしまうことがあります。たとえヘルペスが再発しても、完治するまで根気よく治療を続ける必要があります。たとえ完治しても、体内にウイルスは潜んでいます。なにかのきっかけでウイルスが増殖してしまった場合は、早く食い止めることが大切です。
口唇ヘルペスは特に日本人に多い疾患で、風邪の後などにおこりやすい症状です。軽い状態なら自然に治ることもありますが、悪化させてしまうと治療が長引きます。また性器ヘルペスは特に再発の多い病気です。特に相手に移してしまう可能性もあるので、できるだけ早く治療を始めることが大切です。
ヘルペスは抗ウイルス薬を使えば、徐々に症状は引いていきます。ただし、早期に治療を行わないと、効き目が現れるのが遅くなります。はじめの違和感から数日で、赤い発疹ができて水ぶくれができます。水ぶくれができる段階ではなくて、最初にピリピリとした違和感を感じた時に使うのがベストなタイミングです。
ヘルペスは治ったと思っても、抵抗力が落ちるとまた復活します。特にアトピー性皮膚炎の人は肌のバリアが低下しているので、頻繁になる傾向にあります。そのため、ふだんからスキンケアなどで肌の状態を良くしておくことが予防につながるでしょう。また老人や新生児、妊婦さんなどはヘルペスに感染すると重篤な状態になりやすいので、気をつけましょう。
もしも、家庭で感染者が現れたら二次感染を防ぐために、食器やタオルは共用するのをやめましょう、頬ずりやキスなどのスキンシップも治るまでは控えるようにするべきです。相手に移さないように配慮しましょう。