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妊婦がヘルペスに感染すると胎児に影響を及ぼす

もしも、妊婦さんがヘルペスに感染してしまうと胎児に影響を及ぼす可能性が高くなります。日本では15000人から20000人に一人と、発生率は低いのですが重篤な症状です。出産の前後にヘルペスになった新生児は新生児ヘルペスと呼ばれています。

分娩時に胎児が産道を通る際にヘルペスウイルスに感染すると、出産してから数日~一ヶ月ぐらい立ってから症状がでることがあります。新生児ヘルペスにかかると、赤ちゃんの皮膚に水疱瘡様の発疹がではじめます。口の粘膜や目の粘膜といった限られた部位に見られる限局型もありますが、全身に症状がでる全身型は重篤です。

新生児ヘルペスの中には中枢神経系が侵されることもあり、その場合ヘルペス脳炎という重い疾患にかかる危険性が高くなります。ヘルペス脳炎にかかると、赤ちゃんに元気がなく痙攣や哺乳力の低下、発熱といった症状が出て体調が急変します。新生児ヘルペスは赤ちゃんの内臓にも影響を与え、肺炎、肝炎といった重篤な病気を引き起こすこわい病気です。直ったとしても中枢神経系に深刻な後遺症が残ったり、赤ちゃんの内臓に重大な影響を与えたりすることも少なくありません。

赤ちゃんはアシクロビルなどの処方で、状態が改善することは可能ですが、治療の甲斐なく、亡くなってしまう赤ちゃんもいます。

妊娠中にヘルペスに感染しても、出産までヘルペス感染に気が付かない妊婦もいます。一般的な症状としては性器の周辺に水疱瘡のような発疹や潰瘍が現れるのが特徴です。以前ヘルペスにかかったことがある妊婦は、分娩方法について医師に一度相談しておくことが大事です。ヘルペスの状態によっては、正常分娩ができずに帝王切開となることもあります。

赤ちゃんを元気に産むためにも、また生まれてきた赤ちゃんに後遺症を残さないためにも、妊娠中のヘルペスは要注意です。しかし、妊婦のほとんどが症状に気が付かないことが多いので、妊娠中のヘルペス感染を防ぐのが難しくなっています。予防法としては、少しでも体調に異変があったらすぐ医師に相談することが一番です。

もしも身近にヘルペス感染を起こした人がいたら、ハンカチやタオルなどを共用することは厳禁です。親しい人とキスをしたために感染したケースも報告されています。妊娠の初期に感染がわかっても、初期にはアシクロビルを使うことができないので、経過を観察することになります。妊娠中期をすぎれば、アシクロビルなどの抗ウイルス剤の治療が可能です。

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